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鉄路の彼方へ

鉄路の彼方へ

秋の旅路〈2〉

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地域の懸け橋
地域の懸け橋 《平成28年9月上旬》
飯田線:中部天竜〜佐久間

戦後の復興期 佐久間ダムの建設によって
新たに架け替えられた天竜川橋梁
佐久間と対岸の半場 さらには中部へ
高度成長のささやかな恩恵は
最短確実に地域を結ぶ生活道路



季節の到来
季節の到来 《平成27年9月中旬》
京都丹後鉄道:丹後神崎〜丹後由良

急速に移ろう季節の狭間
眠りについた星降る夜
目覚めた朝は予報に反し
朝日遮る雲の中
流れる霧に秋を感じた



明治十四年
明治十四年 《平成27年9月中旬》
北陸本線(旧線) のち 柳ヶ瀬線:小刀根隧道

我が国の鉄道黎明期
先人が築いた峠の道
さらなる近代化の波に
鉄路は轍へと姿を変えども
百三十余年の歴史に想い寄せる



茶店の踏切 2018
茶店の踏切 2018 《平成30年9月中旬》
飯田線:三河大野〜湯谷温泉

湯谷温泉街のはずれ
飯田線の踏切のすぐ脇
真っ赤な和傘が目印の
まつやさんは憩いの茶店
名物は地域の特産 五平餅

季節の一枚 ページ



夏の名残
夏の名残 《平成30年9月中旬》
飯田線:三河大野〜湯谷温泉

一昨年の初冬の撮影時には
甘酒の提灯だった軒下に
今回はラムネと氷の暖簾揺れ
丁度ぶり返した夏の名残の日差し
蒸し暑さにも爽やかな風吹く季節



板敷川
板敷川 《平成30年9月中旬》
飯田線:湯谷温泉〜三河槙原

写真は撮影技術の観点以外にも撮り手の
性格や願望・精神をも表しているのかと
何時の頃からか思い描く様になった
鉄道では大抵奥から手前への視点で撮られるけれど
自身の画面の彼方へ遠ざかる作風の根源とは・・・



自然への畏怖
自然への畏怖 《平成30年9月中旬》
飯田線:湯谷温泉〜三河槙原

板敷渓谷の膝丈程度の平らな川底を渓流長靴で
見極め横切り付近で一番のちょっとした“滝”へ
迫力求め極限まで近付けばとてつもない自然の力
吹き付ける水煙で機材はぐしょぐしょびちゃびちゃ
避けられぬ怒涛と格闘しながら何とか一枚撮りました



潮風の町の踏切
潮風の町の踏切 《平成26年9月中旬》
名古屋鉄道:東幡豆〜西幡豆

不順な夏に悩まされ
久しぶりの澄んだ青空
まだまだ日差しは眩しいけれど
巡り行く季節の便り
爽やかな風



島の灯り輝く頃
島の灯り輝く頃 《平成26年9月中旬》
名古屋鉄道:東幡豆〜西幡豆

遥か伊勢の対岸望み
広がる湾内に寄り添う島影
普段は気にも留めぬ島の暮らし
迫る夕闇に浮かぶ街灯り
海に生きる民に思いはせる



光る海 輝く街
光る海 輝く街 《平成26年9月下旬》
豊橋鉄道:井原〜赤岩口

秋の嵐が連れてきた
南海の空と大陸の風
夏の名残りに流れる汗を
乾いた大気が吹き飛ばし
光る海 輝く街



石畳の坂道
石畳の坂道 《平成26年9月下旬》
豊橋鉄道:前畑〜東田坂上

東西に走る電車道
沈む夕日を背に受けて
照らし出された石畳の坂道
家路を急ぐ渋滞を横目に
電車が軽やかに登って行く

季節の一枚 ページ



年に一度
年に一度 《平成30年9月下旬》
豊橋鉄道:井原〜赤岩口

雨上がりの空はまずまずの透明感
四年前の経験を基に画角調整
画面左上から徐々に滑り込む
真っ赤な太陽は計算通りの動き
けれども電車の方はちょっぴり遅延で・・・

名山の旅 付録ページ 笠取山



くろの眼差し
くろの眼差し 《平成28年9月下旬》
飯田線:鶯巣駅

数年ぶりに訪れた鶯巣駅
集落は以前と変わりないけれど
ホーム向かいの畑は藪に覆われ
河原では新たな橋への架け替え工事
変わり行く今を彼も見つめる



レールの輪廻
レールの輪廻 《平成28年9月下旬》
飯田線:平岡駅

武骨で無口な鋼鉄のレール
新品・現役・退役者
書かれた文字の意味は分からぬ
そんな彼らに命が吹き込まれる
鉄路を守る人々によって



遠山川に架かる橋
遠山川に架かる橋 《平成28年9月下旬》
飯田線:平岡〜為栗

遠山川に架かる二つの橋
奥は現役鉄道橋
手前はダムの建設によって
移転を余儀なくされた昔の鉄路
時代は下り今は目的地を失った無用の吊り橋



飯田線廃線跡
飯田線廃線跡 《平成28年9月下旬》
飯田線(旧線):鶯巣〜平岡



雨上がりの大気に霧流れる 〜





飯田線廃線跡
飯田線廃線跡 《平成28年9月下旬》
飯田線(旧線):遠山口〜為栗



〜 振り返ればほんのひと時射し込んだ光 〜



季節の一枚 ページ



飯田線廃線跡
飯田線廃線跡 《平成28年9月下旬》
飯田線(旧線):遠山口〜為栗



〜 ふたたび霧に煙る廃線跡 〜





飯田線廃線跡
飯田線廃線跡 《平成28年9月下旬》
飯田線(旧線):遠山口〜為栗



〜 緑に輝く隧道を抜けて 〜





飯田線廃線跡
飯田線廃線跡 《平成28年9月下旬》
飯田線(旧線):遠山口〜為栗



〜 記憶の中の美しい時代を探す旅路





信濃恋し 雨慕情
信濃恋し 雨慕情 《平成28年9月下旬》
飯田線:為栗

天候不順のこの秋の
貴重な晴れ間を狙って来たが
翌日からは再び悪天
それはそれで気持ちを切り替え
そんな季節と気長に付き合う

季節の一枚 ページ



田矢踏切
田矢踏切 《平成28年9月下旬》
飯田線:温田〜田本

はっきり言って実のところ
あまり面白みのない会社です
上場会社とはそんなものかな
日々増殖の防犯カメラや安全柵
こんなほのぼのとした社風も残して!



山中隧道
山中隧道 《平成25年9月下旬》
北陸本線(旧線):山中隧道(杉津〜大桐)

明治の建築には威厳があった
大正・昭和と時は移ろい
次第に時代の波が押し寄せたが
その合理主義にも美が宿っていた
残念ながら平成の建築には何もない



湯尾隧道
湯尾隧道 《平成25年9月下旬》
北陸本線(旧線):湯尾隧道(今庄〜湯尾)

先人がひとつひとつ積み重ねた
重みに伝わる心意気
経済性のみを重視する先に
明るい未来が待っているだろうか
あの光の先にはどんな世界が



湯尾隧道
湯尾隧道 《平成25年9月下旬》
北陸本線(旧線):湯尾隧道(今庄〜湯尾)

出稼ぎ・出征・里帰り
幾多の人生を見送った
彼は歴史の生き証人
時代を越えて息づく道は
今も地域の大切な足



西近江路 三本杉の丘
西近江路 三本杉の丘 《平成25年9月下旬》
湖西線:北小松〜近江高島

丘を登って見下ろすと
朝の日差しに輝く琵琶湖
稲刈りの終わった棚田の先に
今でも残る水郷の風景
古の旅に思い馳せる

季節の一枚 ページ



湖北の旅
湖北の旅 《平成25年9月下旬》
北陸本線:木ノ本〜余呉

歴史に思い馳せる合戦の地
戦国の世の無常
そこに息づく農耕の民
今も受け継ぐ伝承の知恵
野焼きに煙るはざ架けの田



湖北の旅
湖北の旅 《平成25年9月下旬》
北陸本線:虎姫〜河毛

稲刈りの終わった田園
時折野焼きの煙がたなびく
次第に色づく秋の西日に
赤とんぼが風に舞い
神宿る島 竹生島

名山の旅 付録ページ 長浜市湖北・虎御前山眺望



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